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freshness_threshold オプションについて

2014.06.18

Nagiosの意外と使われない小技紹介

使われないとか言いながら、本当は結構使われているという意見も
出そうなタイトルの投稿です。めげずに第2弾です。本日はNagiosのサービス定義内
で使われるfreshness_threshold オプションについてです。

この機能は、設定した時間(秒数)の間に、Nagiosのステータス(WarningやOK等)が
更新されなかった際にアラート通知を送る事ができるというものです。
簡単に言うと設定した時間の秒読みをして、0になる前にステータスが更新されないと障害として認識する形になります。

この機能を利用している方は、ほとんどがpassive checkとセットで利用されていると
思います。弊社ではバックアップのバッチ処理の結果を伝えるスクリプトを作成して、
終了コードをNagiosに送信するように設定して、所定の時間(12時間)ごとにステータス
が更新されるかを確認しています。

serviceに記載する内容としては、下記のようになります。
必要なのは、check_freshness と freshness_threshold の2つです。

define service {
・・・・・・
active_checks_enabled 0
passive_checks_enabled 1
max_check_attempts 1
check_freshness 1
freshness_threshold 606600
・・・・・・

}

※注意事項・・・Nagiosのバージョンが3.5.1より前だとバグがあり、Nagios本体の
再起動時に設定されたfreshness_thresholdの秒読みというか経過時間がリセットされてしまいます。再起動したタイミングから、また設定した時間を待つ形になります。