人の役に立つ仕事なら、給与安くていいですか?
こんにちは。
代表の栗原&秘書のザットです。
2月17日(日)にエモスタの小川様と大手通信会社の石田様と共同で「価値観」を探すセミナーを開催しました。
今回のこの価値観セミナーは、43枚のカードに書かれている文字の中から自分にとって大切なものを10個選び、自分の価値観を探っていくものです。
実際に手を動かしたり、1人1人とカウンセリングします。
とても興味深い内容で2時間があっという間に過ぎました。
みなさん、とてもしっかりした人生観を持っていました。
「私が大学時代には全然そこまで考えていなかったな」と栗原。
参加した学生さんたちの優秀さを実感しました。
一方で、セミナーを通じて学生さんに自問して欲しいなと思ったことがあります。
「仕事に何を求めますか?」
「仕事にどこまで求めますか?」
社会人になったことのない学生さんにとって、価値観とは人生観ととても近いのかもしれません。
自分に近しい人(親・兄弟・友人・教師など)からの影響や生育環境に、考え方が大きく左右されます。
そこから、仕事に対する価値観に結びつけるのはなかなか難しいようです。
就活をしていると「給与」「やりがい」「人助け」「社会の役に立ちたい」「職場環境」など色々な「ものさし」で企業を選ぶことになると思うのですが、全てを仕事に求めるとぶれてくることがあると思います。
例えば、人に役立つことがしたいと漠然と思っている人なら
「人の役に立つ仕事なら給与は安くてもいいですか?」
という質問が来たら、何と答えますか。
「給料が安いとは言っても、最低このくらいは欲しい」
などありませんか。
そこには必ず優先順位が出てきます。
人生観を投影した価値観を仕事ですべて叶えたいという気持ちばかりが先行してしまうとあれもこれも全部「いい会社」に入れれば全部解決するかのように思ってしまいます。
でも自分が望むすべてが当てはまる会社は、あまりないと思います。
その時にどうするか?
選択肢としては
・まずは給与が自分の水準を満たすところ
・社会の役に立ちたい気持ちはボランティアや課外活動で
というふうにして、欲求を満たすこともアリなんです。
それにもっと言うと、「人の役に立たない仕事」というのは逆に珍しいのではないでしょうか?
その仕事に需要があるという事は、お客様という「人の役に立っている」わけなので。
学生さんは就活する前に、仕事に求める基準を定義してみると、企業選びが少し進めやすくなるのでは、と思います。
転職者向けに同じセミナーをやったら、きっと違った反応があると思いますので、今後は学生さんに限らず、転職の回数や年代など幅を広げてセミナーを企画していく予定です。
どの世代のどんな転機の人に最も向いているセミナーのか、今後の私たちの課題でもあります。
今回ご参加くださった学生の皆さん、講師としてご登壇いただいた石田様・小川様、ありがとうございました。