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はじめて使う 「GMOクラウド Basicシリーズ」 第1回

2015.01.17

2014年10月から開始されたパブリッククラウドの1つ「GMOクラウド Basicシリーズ」を使う案件があったので、使い方や注意点などを記載しておきたいと思います。
この記事を書こうと思ったきっかけは、GMOサイトにて公開されているテクニカルガイドの情報量が思ったよりも少なかったからです。

あくまで記載する内容は、2014年12月から2015年1月の情報ですので、時間軸が違う場合には新しい情報を入手してください。

まずは、「GMOクラウド Basicシリーズ」(以下、GMOクラウドという)の最大のメリットは国内でも比較的安価な金額設定とリソースを購入して振り分けできるサービス形態です。まずは項目別に簡単に説明をしていきます。

もっと安価なところとしては、さくらのクラウドがありますが、今回はGMOクラウドについて記載したいと思います。これからGMOクラウドを検討している方の参考になればと思います。

■サーバの種類
ミニサーバーとリソースパックの2つの種類があります。ミニサーバーは、CPU:1vCPU、MEM:0.5GBで完全固定で変更することができませんが、一番安価で月額540円で利用できます。ディスク容量は、rootディスクとして20GBがついてきます。

リソースパックは、CPU:1vCPU、MEM:1GB Disk:20GBがで1パックとして構成されます。月額は1,512円です。
CPU:2vCPU、MEM:2GB Disk:20GBにする場合には、リソースパックを2つ購入するほうが安いです。リソースパックを購入しないと従量リソースとして時間課金されます。簡単な料金比較をすると、いかにリソースパックを購入するかが安くするコツとなります。

例)

①リソースパック1個
CPU:1vCPU、MEM:1GB Disk:20GB 月額料金:1,512円

②リソースパック2個
CPU:2vCPU、MEM:2GB Disk:20GB 月額料金:3,024円

③リソースパック2個
CPU:2vCPU、MEM:2GB Disk:40GB 月額料金:3,024円

④リソースパック1個+従量リソース
CPU:1vCPU、MEM:2GB Disk:20GB 月額料金:2,484円

リソースを後から自由に変更したい場合には、必ずリソースパックを選択してください。

■ディスクの種類

RootディスクとDataディスクの2種類があります。仮想サーバを作成する際にTemplateとISOの2種類が選択できますが、Templateを選ぶと自動的にRootディスクとして20GBが固定で割り当てされますISOを選択すれば、容量を指定できます。

Dataディスクは、異なる仮想サーバー間での付け替えも可能ですし、容量変更も可能です。Rootディスクは仮想マシンに紐づけされているので固定となり、容量も拡張できません。

■金額について

下記のURLから簡単に見積もりを作成できます。

https://www.gmocloud.com/form/estimate_basic/

料金的な目安として、同じ国内のIDCFに比べると構成によっては、50%近く安い場合があります。条件も違うので、一概に横並びで評価できませんが、30%位は安いと思います。

具体的に困った事例やコンソールについての説明は、第2回にしたいと思います。