引っ越しお疲れ様会の裏側
こんにちは。秘書のザットです。
こちらのブログでも何度かご紹介させていただきましたが、弊社は西新宿に移転しました。
その移転作業の労をねぎらって、某月某日都内某所にて「お疲れ様会」が開催されました。
ワケあって写真割愛ですが、写真の代わりにお疲れ様会の裏で進行したある事件の顛末をお話ししたいと思います。
食事は各自が自由に前菜を取りに行くビュッフェスタイル。
私のボスである栗原も、温かいグラタンや新鮮野菜を少量ずつお皿によそって席に戻ってきました。
前菜をいただきながらテーブルに置かれたパンを1つ手にとり、ムシャムシャムシャ。
---中略(宴もたけなわ中)---
しばらくすると、メインのローストビーフが運ばれてきました。
ステーキサイズです!
私の知っているローストビーフは、スライスチーズの薄さですが、これはもはやステーキと言っても過言ではない!
私を含む社員みんながその大きさと厚みに歓喜していた時、事件は起こりました。
満足そうな表情で社員を眺める栗原が、目の前にある「もう1つのパン」に手を伸ばしたのです!
一口サイズにちぎり、口に運んでモグモグモグモグ。
が、私は秘書として見逃しませんでした!
(栗原さん、そのパンほかの人の分です。。。)
(注)ほかの人とはQG社員です。ほかのテーブルのお客さんではありません
この事態をどう上手く切り抜けるかが、デキる秘書!
私は4つの対処法を瞬時に考えました。
1.ほかの人のパンであることをその場で指摘する
→栗原に恥をかかせてしまうので絶対ダメ
→おいしそうに食べているものを取り上げることは出来ない
2.お店のスタッフにもう1つ持ってきてもらうよう、そっとお願いする
→席が遠くて呼べず、しかも出づらい
3.私の分のパンをその人にそっと渡す
→もう食べかけてしまっているので無理
4.端の席にいる新卒ナリーにテレパシーで伝えて2を実行してもらう
→テレパシー圏外
結局、どれもできませんでした。。。
とは言え、「食い物の恨みは恐ろしい」と聞きますから、せめてパンを横取りされた恨みが栗原に向かうことのないよう、栗原と二人だけになった時に私はそっと事実のみを耳打ちし、リカバリのお詫び策を取ることになりました。
そのお詫びの方法とは、後日カニパンを大量にプレゼントし「あの時はパン食べちゃってごめんね」の気持ちを全力で表す。というものです。
秘書として、これで良かったとは思っていません。
結果的に栗原がお詫びをすることになってしまったのですから。
その場で対処できないのなら、それは気づかなかったのと同じことです。
スーパーエグゼクティブアシスタントだったら、きっとその場で、誰も嫌な思いをしないように究極の秘策を繰り出すのだと思います。
ステーキサイズの極旨ローストビーフをいただけた満足感と満腹感に混じって、私は自分の無力感も味わったお疲れ様会でしたが、みんなの労がこの会で存分にねぎらわれたことは間違いありません。
西新宿の新事務所で、これから大小どんな事件が待ち受けているのか分かりませんが、社員一同おたがいに切磋琢磨しながら頑張って参ります!