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マリコ、もがく。-雲の上のマリコ-

2021.03.30

皆様、こんにちは。

毎週火曜日更新とかいいながら最近気まぐれに登場しています。マリコです。

ここ株式会社クイックガードにご縁をいただいて、2020年の11月よりサポートエンジニアとして未経験転職いたしました。

このブログでは、完全無欠の未経験者で誇るべきIT素人であるマリコが、一端のエンジニアをめざしてもがく様子を徒然なるままに描いていきます。

第10回目のテーマは『クラウド』です。

クラウド:

クラウドコンピューティング(cloud computing)のこと。インターネットなどのコンピュータネットワークを経由して、コンピューティング、データベース、ストレージ、アプリケーションをはじめとした、さまざまなコンピュータ資源をサービスの形で提供する利用形態。

雲か群衆。

マリコが「クラウド」という言葉を初めて耳にしたのはいつの頃だったでしょう。確か最初はゲームのキャラクタでした。金髪ツンツン頭に少女マリコは憧れたものです。次は中学英語。リスニングのテストに思春期マリコは難儀していた記憶があります。そして時は流れ、「あらゆる業務をクライド管理」や「クラウドファンディングで資金調達」などとてもフワッとした雰囲気を引っ提げてマリコの前に舞い戻ってきた「クラウド」…IT業界に転職した今、大人マリコは少しずつその謎に迫りつつあります。

そもそも、「あらゆる業務をクライド管理」などの文脈で使用されるクラウドは雲(cloud)の方で、「クラウドファンディングで資金調達」の方は群衆(crowd)の方のクラウド、意味合いが異なるそうです。え、そうなん?

今回のテーマは雲の方のクラウドになります。

オンプレとクラウド。

マリコが入社したクイックガードは、世のサーバの安全をお守りする会社。この会社に入って、ようやく「クラウド」の存在を知りました。それまで言葉としてのクラウドを知ってはいたけれど、掴み所のないまさしく雲のようなイメージしかなかった。だって「サーバ」の存在すらぼんやりにしか知らなかったのだもの。(第2回ブログ参照)

で、このクラウド、正式名称は「クラウドコンピューティング(cloud computing)」(略してクラウド!)と呼ぶそうです。自前で物理的なサーバを持たずに、別の場所にある別の会社が用意した巨大なデータセンターの中にある物理サーバにネットワークで接続して、仮想的に自前サーバとして利用する形態のことです。

クラウドでもちゃんと地球上のどこかに物理的なサーバは存在しているんですね。マリコ、まじでクラウドって雲のような実態のない存在だと思っていたの…許して。

ちなみにマリコが以前勤めていた会社には、事務所の一画にサーバルームを構えていました。メタルラックに大きな機械が何台も山積みにされていて、いつもウィンウィン動いている感じ。

このように自分の会社に自前のサーバを備える形態のことは「オンプレミス(on-premises)」(略してオンプレ!)と呼ぶそうです。Premisesは「敷地内」を意味するpremiseの複数形です。自分の敷地内にサーバがあるからオンプレミス。うん、なんてシンプルな名称。

オンプレとクラウド2。

でもサーバルームとか持たずにサーバの機能を使わせてもらえるなら、全部クラウドで良くない?場所とらないし。なんでマリコの前の会社はオンプレにしていたのかしら。と、新しい技術はとりあえずすごいものだと信じ込む系IT超初心者のマリコは当然のように思っていたのですが、もちろんオンプレにもメリットはあるのだそう。

オンプレのメリット

・セキュリティを自社で管理できる(なんせ全部自前!マンションよりやっぱ戸建でしょ!な感覚かも)

・障害発生時の状況を自分たちで即把握できる(なんせサーバが自社内にある!クラウドだとサービス提供会社さんの対応待ちになることもあるので「今、なにやってるんだぜ…」とモヤモヤすることも)

・運用コストを管理しやすい(なんせ全部購入済!だいたい固定費用で運用できちゃう。クラウドだと従量課金制(電気代みたいに使った分だけ翌月に払うやつ)のところが多いので、特に新規事業とかだと予算は組みにくいのかなーと)

などでしょうか。とりあえずなんでも「管理できる」っていうのが最大のメリット!この「自社で管理できる」を「自社で管理しなければならない」と思うかどうかは、会社ごとの規模や環境、価値観という感じなのでしょうね。

そしてもちろんクラウドにはクラウドのメリットがあって、今のマリコの所感だと、

クラウドのメリット

・物理的な場所をとらない(サーバルームとかいらない、だからサーバルームを守る為のセキュリティシステムとかもいらない)

・サーバを設置する場所の耐震構造とか気にしなしで良い(クラウドだと震度6クラスの地震にも耐えられる設計の場所にサーバ達を置いてくれているらしい)

・電気の配線とかケーブルの設置とか、いろいろいい感じにやってくれる(ついでに温度や湿度管理なんかも良い感じにやってくれる)

・サーバを作ったり壊したり、増やしたり減らしたりがすぐ出来る(オンプレでこれやろうとしたら超大変。クラウドだと日本の自分のデスクにいながらアメリカのオレゴン州とかにもサーバ作れちゃう)

・初期費用が安い(全部レンタル、全部仮想。)

↑とあるクラウドのサービス画面。 サービスめっちゃ多い。

 

などかなーと思います。

実際にマリコも自分の勉強用のサーバをクラウド上で作らせてもらったことがあるのですが、本当にボタンポチポチ(このポチポチの選択が超難しいのはまた別のお話)で作れちゃう。

この手軽さはクラウドならではですよね。その代わり作る以上の手軽さで壊せてしまうので、マリコいつもドキドキです。(更年期ちゃうわ!)

雲の上の存在。

マリコにとってまさしく雲ような存在だったクラウド。その雲をなんとか掴むべくもがいている最中ですが、知れば知るほどサービスが多すぎて覚えきれない。しかもサービス内容が変化(進化)していくの。もうね、まじで雲。というか、すごすぎて雲の上の存在。こんなサービス網がマリコの生きる世界に広がっていたなんて。

でもいつまでも地上から見上げているだけではダメですね。しっかりクラウド管理できるよう、勉強を続けないと。

大空に揺蕩う雲に手が届くその日まで、しっかり上を向きながら、マリコ、もがきます。