会社説明会で聞かれて改めて会社の考えを振り返る
代表取締役の栗原です。
ちょっと説明会を踏まえて、自分が会社に反映している考えをまとめてみました。
■社会貢献?世界に必要とされる?人に役立つ?
就活中の学生さんからよく人の役に立ちたい、社会に必要とされる仕事などの言葉が飛び出します。私は会社を経営していて企業として大きく社会貢献したい、世界の人たちを幸せにしたい。と考えた事は正直ないです。
うちのような小さな会社が、そんな偉そうな事を言ってもできる事はたかがしれていますし、人の役に立っていなかったら会社は自然と潰れると思います。誰かの役に立っているので企業は存在できるのです。
ですから会社として存続し続けて、お客様や社員の方に長く貢献し続ける事が私ができる社会貢献だと考えています。尊大な理念や理想ではないですが、当たり前の事を当たり前にやり続ける事ができるのがクイックガードだと思っています。
たまに社会に貢献や世界の人を救うなどと言いながら、自社の社員を幸せにできていない会社を見かけますが、身近な人も幸せにできないのに社会貢献もないだろうと思ってしまいます。
■社員が安心して働ける職場
例えば、災害時に会社から帰宅できなくなった際の水や食料などの備蓄も小さい会社の規模なりに揃えています。水が出なくなった時に使う携帯トイレや保温シートなどもあります。
電気・水・ガスなど当たり前になっているものが使えなくなる事を想定した備えが必要ですし、安心して働ける手助けになると考えています。
福利厚生面では、意外と1カ月間で考えるとドリンク代もバカにならないし、お茶を作って持ってくるにしても重いので通勤が大変です。
ですから弊社では、ほうじ茶・緑茶・水など数種類を飲めるようにしています。
これだけでも通勤的にも金銭的に助かると考えての導入でした。
■終身雇用は終わり?
トヨタの社長が発言した事で、一気にこの終身雇用=今の時代に合っていない。
という世論の流れができましたが、大企業には厳しい終身雇用も中小企業は向いていると思います。鎌倉時代でも御恩と奉公という考えで成り立っていましたが、会社が守ってくれるから社員も頑張る。社員が頑張るから会社も社員にできる限りの事をする。この当たり前の関係が難しいですが、どこまでもお互いが向き合っていけば成り立つ事だと私は考えています。