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障害メールをPagerDutyで通知する

2019.06.04

PagerDutyとは

PagerDutyとはアプリ、サーバ等からの通知やメールをきっかけに、定義していたポリシーとスケジューリングに基いて、スマホアプリのPush通知や電話などの様々なアクションを実行することができるSaaSです。
SaaSなので利用者側でサーバを用意する必要がなく、すべての操作/設定はWeb上のインターフェースから行うことができるため、非常に便利なツールです。


障害メールをPagerDutyから通知させるには

障害メールをPagerDutyに集約させて通知される場合には、PagerDuty通知専用のメールアドレスを作成して、
そのアドレスをPagerDutyのService設定で入力します。

あとは、PagerDuty通知専用のメールアドレスに障害メールを送付することでPagerDuty側にメールが受信され、PagerDutyで定義していたポリシーとスケジューリングに基いてスマホアプリのPush通知や電話による連絡が行われます。


不必要なメールがPagerDutyで通知されないようにする

上記の方法で障害メールをPagerDutyから通知させることができるようになりますが、標準の設定のままではPagerDuty通知専用のメールアドレスに送付されたメールがすべて通知されることになります。

例えば、障害メールを受信した人がメールを受信していない他のメンバーに情報共有目的でメールを転送したり、障害メール通知先に対応を依頼するためにメールを返信したりする際に、PagerDuty通知専用のメールアドレスを宛先に含めてメールを送付してしまうと、同じ内容でPagerDutyから再度通知されてしまうことになります。

そのような状態を回避するには、[Edit Integration]画面でPagerDuty通知専用のメールアドレスに送られてくるメールの宛先、件名、内容に条件を設定することで、不必要なメールを受信せず、PagerDutyからも通知されないようにできます。


①条件を複数設定した場合には、「すべての条件を満たす場合に通知対象とする」、「いずれかの条件を満たす場合に通知対象とする」のいずれかが設定できる。
②メール宛先、件名、内容ごとに指定した文字列が含まれる、または含まれない条件を指定する。
(文字列は正規表現で指定する)